グリーンボンドに期待される事項

グリーンボンドを発行する際には、「調達資金の使途」、「プロジェクトの評価及び選定のプロセスに関する投資家への事前説明」、「調達資金の管理」、これらの情報に関する「開示」を行うことが推奨されています。また、これらの対応について、客観的評価が必要と判断する場合には、外部機関によるレビューを活用することが望ましいとされています。

外部機関によるレビュー

発行体が、グリーンボンドのフレームワークについて、客観的評価が必要と判断する場合には、外部機関によるレビューを活用することが望ましいとされています。グリーンボンドのレビューには、発行前および発行後のものがあります。発行前には、ガイドライン等に照らしたときの適切性について、発行後では、その資金管理方法や環境改善効果の外部評価を提供することが一般的です。これらの外部レビューを取得した際には、その情報を公開することが望ましいとされています。

外部機関によるレビューには「コンサルタント・レビュー(Consultant review)」「検証(Verification)」「認証(Certification)」「レーティング(Rating)」など様々な名称があり、また同じ名称であっても、評価する事項や評価規準が異なっている場合があります。レビューを利用する関係者の理解を容易にするために、レビューを付与する外部機関は、どの事項について、どのような評価規準に照らして評価を行ったかを、レビューの結果に係る文書等の中で、明確に示すことが望ましいとされています。

レビューに関する情報の記載例

❶グリーンボンド発行前のレビュー
評価内容 対象 評価基準
調達資金の具体的使途として予定しているグリーンプロジェクトの適切性を評価するもの。 弊社が定める評価規準
調達資金の充当対象となるグリーンプロジェクトを評価・選定するための規準や、当該規準に基づくグリーンプロジェクトの評価・選定の実施体制の適切性を評価するもの。 弊社が定める評価規準
グリーンボンドにより調達される資金の追跡管理の具体的方法の適切性を評価するもの。
グリーンプロジェクトによりもたらされることが期待される環境改善効果の適切性(環境改善効果の算定方法や、算定の前提条件の適切性を含む。)を評価するもの。 弊社が定める評価規準
❷グリーンボンド発行後のレビュー
評価内容 対象 評価基準
グリーンボンドにより調達された資金の管理や、グリーンプロジェクトへの調達資金の充当が、発行前に発行体が定めた方法で適切に行われていたかを評価するもの。    
グリーンプロジェクトによりもたらされることが期待される環境改善効果の適切性(環境改善効果の算定方法や、算定の前提条件の適切性を含む。)を評価するもの。